巨人・岡本和真内野手（２６）が７日、新年の誓いとして打率３割、４０本塁打、１００打点達成を掲げた。
達成すれば球団では王貞治、松井秀喜、李承ヨプ（イ・スンヨプ）、ラミレスに次いで５人目で、日本人の右打者では初となる。
この日は、都内のホテルで開催されたトークショーに出演。
ファン約１０００人の前で３月の第５回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）への思い、
また主将としてチームを覇権奪回に導く覚悟を示した。
岡本和がニヤリと頬を緩めた。司会者から今年の目標を問われ、ギュッとマイクを持つ手に力を入れた。
「今年の僕は多分めちゃくちゃ打つと思います。優勝と日本一のためにめちゃくちゃ打ちます。温かい目で応援していただければなと思います」。
会場を埋めた約１０００人のＧ党のボルテージは最高潮に達した。
丸、吉川とのトークショー終了後。
背番号２５は、まだ余韻が残るホテルの中で「３割というのはバッターとして欲しいですし、４０本打ちたいですし、１００打点以上打ちたいですし」
と次々と目標の数字を掲げていった。
「皆さん思っているところの部分だと思うのですけど、去年みたいにならないようにしたい」と力を込めた。
球団の日本人の右打者では初めてという高いハードルを自ら設定した。
昨季は１４０試合に出場して打率２割５分２厘、３０本塁打、８２打点。
５年連続シーズン３０本塁打はクリアしたが
「いい時がほぼないんですよ。メカニック的な部分とか。メンタル的な部分とかいろいろ良くないところが多かった。
それが不安につながりました」と苦しんだ。
８月には４番を中田に譲った。
反省を糧に、現在の自主トレでは「いろんなことを考えながら、試しながら。
いろんなことを反復したりしています」と試行錯誤を繰り返している。まだ確固たる形は見つけられていないが
「ここはこうすれば良かったなというのは毎回出てくる。
レベルアップするために取り組んでいる。毎年この時期はめちゃめちゃ打ったるわ！と思っていますけど」と表情は明るい。

また、トークショーでは「選ばれたらいいなと思っています」とＷＢＣへの変わらぬ思いを明かした。
６日には１２人の侍ジャパンメンバーが先行発表されたが、栗山監督と大谷が出席した会見は
「見てないですね。いつやってたんですか？」ととぼけ、
「僕は春高バレーを見ていました。面白いですよね」と笑いを取った。
書き初めには「笑顔」と書き、その理由を「優勝、日本一になれば僕もファンの方々も笑顔になるので。
なおかつ僕が打てば笑顔になる」と説明した。念願のＷＢＣに出場して世界一に輝き、３割４０本１００打点を達成して秋には歓喜の美酒を―。最高の１年を脳裏に描き、若大将は笑った。（中野 雄太）

1/8(日) 5:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c996b34141472397260855de5e222c34c7860716