2021/12/31(金) 23:12配信
デイリースポーツ

　涙を流してあいさつする（撮影那須川天心・金田祐二）

　「ＲＩＺＩＮ．３３」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　キックボクシングＲＩＳＥ世界フェザー級王者の那須川天心（２３）＝ＴＡＲＧＥＴ／Ｃｙｇａｍｅｓ＝が、ＲＩＺＩＮラストマッチを行った。元ＰＲＩＤＥライト級王者の五味隆典（４３）＝東林間ラスカルジム＝と、ボクシングルールに準じた特別ルールでエキシビションマッチで対戦。壮絶な打ち合いの末ドローとなったが、「今の格闘家にいない気持ちをいただけた。喝を入れていただけた」と感謝しきりだった。

　自身のキャリアをつくった舞台で最後の戦いを終え、リング上のあいさつでは「卒業するが、ずっとＲＩＺＩＮが大好き」と涙ぐんだ。観衆３万人の声援が耳に入ったといい、「何も考えないようにしようと思ったが、５年間の気持ちが出てきた。歓声はやめてほしい（笑）。感情がバーッと出る。感極まるというか…。本当に泣きたくないんですよね。本当にＲＩＺＩＮが大好きというか、非常にいい思い出があった」と感慨にふけった。

　キックボクシングの神童はＲＩＺＩＮで成り上がった。１６年の大みそかにＭＭＡで初登場。１８年には堀口恭司とのキックボクシングマッチで勝利し、同年末にはメイウェザーとエキシビションマッチを行い、強烈なパンチで吹っ飛ばされた。

　「いろんなものに挑戦させてくれた。メイウェザー選手とまさかボクシングで戦ったり、堀口さんとキックでやったり。面白いことをさせてくれる舞台だった」。プロモーターの榊原信行ＣＥＯには毎回振り回され、「当初は本当に…榊原さんが鬼に見えたというか。何でこの人こんなこと言ってくるんだろうと、嫌いでしたね（笑）」と告白。「でも毎回本気でいってくるので思いが伝わってくる。だからそれに応えたいと、提案されたからやってきたし、感謝したい。いい思い出ができた。メイウェザーとやるなんて発想にないですよね」と懐かしんだ。

　“成り上がり”を果たしたＲＩＺＩＮを去り、来夏のボクシング転向に向けて、４月のＲＩＳＥ、そして６月にはＫ－１王者の武尊との頂上決戦に臨む。「これから大勝負。絶対にＲＩＺＩＮを代表して勝って、キックボクシングを卒業したい」と決意を新たにした。

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2021/12/31(金) 23:19配信
デイリースポーツ

　五味隆典を攻める那須川天心（撮影・金田祐二）

　「ＲＩＺＩＮ．３３」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　キックボクシングＲＩＳＥ世界フェザー級王者の那須川天心（２３）＝ＴＡＲＧＥＴ／Ｃｙｇａｍｅｓ＝が、ＲＩＺＩＮラストマッチ。元ＰＲＩＤＥライト級王者の五味隆典（４３）＝東林間ラスカルジム＝と、ボクシングルールに準じた特別ルールでエキシビションマッチで対戦した。

　壮絶な打撃戦の末ドローとなったが、「今の格闘家にいない気持ちをいただけた。喝を入れていただけた」とメッセージを受け取った。

　両者の体重差は１３・３キロ。天心にとっては未知の体重差となったが、最後は拳で魂のやりとりをした。スピーディーにコンビネーションを狙う天心に対し、五味は一発一発が重いパンチで応戦。決着はつかなかったが、天心は「ハンマーで殴られていると感じた」と振り返り、「最初はよけていたが、途中からは当たりにいった。駆け引きよりも自分の思いを拳で伝えた感じ。肩にパンチもらって、痛ってえなと（笑）」と充実の表情だった。

　カードが正式に発表されたのが１週間前とあって、五味も調整不足は隠せない。それでも、大みそかを沸かせた新旧ヒーローが気持ちをぶつけ合った。

　天心は「大好きな選手だったので、まさか戦うとは思わなかった。僕も五味さんの入場が見えただけでヨッシャーと」と感激。「何が何でもという意地が見えた。パンチも正直嫌だったと思うが、それでも前に出てきて気持ちを感じた。今の格闘家にはないものを体験できた。この一戦は記憶にすごく残る。五味さんとやってよかった」と感謝しきりだった。

　格闘家としてのキャリアをつくったＲＩＺＩＮのリングを去り、来夏のボクシング転向に向けて、４月のＲＩＳＥ、そして６月にはＫ－１王者の武尊との頂上決戦に臨む。「卒業になるが、ずっとＲＩＺＩＮ大好き。これから大勝負なので、勝ってキックボクシングを卒業したい」と決意を新たにした。

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ＲＩＺＩＮ．３３　▽第１３試合　スタンディングバウト特別ルール（３１日・、さいたまスーパーアリーナ）

　２０２２年にボクシングへ転向するキック界の“神童”那須川天心（ＴＡＲＧＥＴ／Ｃｙｇａｍｅｓ）が、“火の玉ボーイ”五味隆典（イーストリンカンラスカルジム）とエキシビションマッチを行い、フルに戦ってＲＩＺＩＮラストマッチを終えた。

　那須川は来年６月にＫ―１の武尊と夢のスーパーファイトを経てボクシングに転向する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39114dc31538344725b1ec922d90c2a2cde2df63

1/1(土) 0:19配信
デイリースポーツ

　朝倉海を持ち上げリングにたたきつける扇久保博正（撮影・金田祐二）

　「ＲＩＺＩＮ．３３」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　日本ＧＰバンタム級トーナメント決勝が行われ、優勝候補だった朝倉海（２８）＝トライフォース赤坂＝は、扇久保博正（３４）＝パラエストラ松戸＝に判定負けし、優勝を逃した。試合後の会見では、この日行われた準決勝の瀧沢謙太戦で右拳を骨折していたことを明かしたが、「それで負けたわけではない。完全に自分の実力不足」と反省しきりだった。

　第１ラウンドでは扇久保にマウントポジションを取られるなど劣勢の展開。第２ラウンドでは徐々に距離を詰めて攻撃を仕掛けようとしたが、扇久保から主導権を奪えなかった。最後まで得意の打撃が鳴りを潜め、判定負けを喫した。

　準決勝は瀧沢との壮絶な打ち合いを制したが、右拳に重大なダメージを負い、大会の大トリの決勝には痛み止めを打ってもらって臨んだ。「どこが折れてるのか分からないくらいの状態」といい、「拳が壊れてもいいやと思っていた。打ちにいこうという作戦と、左を巧く使って組み立てていく作戦だったが、右のプレッシャーを巧く掛けられなかった」と首を振った。

　兄の未来とともにＹｏｕＴｕｂｅｒとしても人気絶大。今大会は優勝候補筆頭に挙げられ、大会前には「全てにおいて強くなっている」と自信をのぞかせていた。昨年の大みそかでは王者堀口に敗れ、ベルトを奪われ、優勝してのリベンジマッチを見据えていた。

　悔しい年越しとなったが、２０２２年に向けては「まずはケガを治してからなので時期はなんとも言えないが、また一からやり直すつもりで、対戦相手うんぬんよりも足りない部分をやらないといけないと実感した」と再起を誓った。

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▼第1試合　RIZIN MMAチャレンジルール（66.0kg）3分3R
○三浦孝太　（1R 3分　TKO）　×YUSHI

▼第2試合　RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント 準決勝
RIZIN MMAトーナメントルール（61.0kg）5分3R
○朝倉海　（3R終了　判定　3-0）　×瀧澤謙太
（フリー）
▼第3試合　RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント 準決勝
RIZIN MMAトーナメントルール（61.0kg）5分3R
○扇久保博正　（3R終了　判定　3-0）　×井上直樹

▼第4試合　RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント リザーブマッチ
RIZIN MMAトーナメントルール（61.0kg）5分3R
○元谷友貴　（3R終了　判定　3-0）　×金太郎

▼第5試合　RIZIN MMAルール（61.0kg）5分3R
×祖根寿麻　（2R 3分55秒　TKO）　○太田忍

▼第6試合　RIZIN MMAスペシャルルール（90.0kg）3分2R
○シバター　（1R　1分34秒　腕ひしぎ十字固め）　×久保優太

▼第7試合　RIZIN キックボクシングルール（62.0kg）3分3R
×皇治　（3R終了　判定　0－2）　○YA-MAN

▼第8試合　RIZIN MMAルール（66.0kg）5分3R
○萩原京平　（3R終了　判定　3-0）　×鈴木博昭

▼第9試合　RIZIN MMAルール（120.0kg）5分3R
×シビサイ頌真　（2R　2分9秒　TKO）　○関根“シュレック”秀樹

▼第10試合　RIZIN MMAルール（71.0kg）5分3R
○武田光司　（2R　4分12秒　腕ひしぎ十時固め）　× “ブラックパンサー”ベイノア

▼第11試合　RIZIN 女子MMAルール（49.0kg）5分3R
×浜崎朱加　 （2R　TKO）　○伊澤星花

▼第12試合　RIZIN MMAルール（50.0kg）5分3R
×RENA　（3R終了　判定　0－3）　○パク・シウ

▼第13試合　RIZINスタンディングバウト特別ルール　3分2R
△那須川天心　（2R終了　引き分け) △五味隆典

▼第14試合　RIZIN MMAルール（66.0kg）5分3R
×斎藤裕　（3R終了　判定　0－3）　○朝倉未来

▼セミファイナル（第15試合）　RIZINライト級タイトルマッチ　RIZIN MMAルール（71.0kg）5分3R
○ホベルト・サトシ・ソウザ　（2R　3分31秒　　腕ひしぎ十字固め）　×矢地祐介

▼メインイベント（第16試合）　RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント 決勝
RIZIN MMAトーナメントルール（61.0kg）5分3R
×朝倉海　（3R終了　判定　0－3）　○扇久保博正

https://efight.jp/result-20211231_814668/

　格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」（2021年12月31日、さいたまスーパーアリーナ）RIZIN JAPAN GP2021バンタム級トーナメント決勝（61キロ、5分×3R）

　扇久保博正（パラエストラ松戸）が朝倉海（トライフォース赤坂）を破り、優勝を飾った。

　勝てば恋人へのプロポーズを予告していた扇久保は、勝利が決まると感無量の表情で喜びに浸った。

　そして観客席の恋人も涙、涙だ。

「皆さん、本当に応援ありがとうございました！　何回も何回も格闘技やめようと落ち込んだときもあったんですけど、続けて、やってきてよかったです」とマイク。

　続けて「ひと言だけ言いたいんですけど、ずっとここまでボクを支えてきてくれた彼女の京香さん、本当に支えてくれてありがとう。もしよかったら…、ボクと結婚してください」と公開プロポーズした。

　イエスと伝わると、「やったー！　必ず幸せにします」と約束。

　リングに呼び寄せ抱き合い、満員の観客の拍手に応えると、さらにマスクを下げて強引にキス。最高の記念日になったようだ。

ENCOUNT編集部
https://news.yahoo.co.jp/articles/38d964cc6f790e06c3992d044fb1b7a2d8649d95
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