スペインのルイス・エンリケ監督が4日、日本戦の敗北について今一度振り返っている。

1日のワールドカップ・グループE最終節、スペインは前半にアルバロ・モラタが先制点を決めながらも、後半立ち上がりに堂安律、田中碧のゴールを許して逆転を許すと、日本の堅守を崩し切れず敗戦を喫した。

ワールドカップ中、ストリーマーとしても活動しているL・エンリケ監督は、4日に日本に敗れて以降では初めての配信を行った。『Twitch』の配信の中で、日本が試合中に自分たちを上回ったのは「10～12分」であったことを強調している。

「友人、敵の皆さん、こんばんわ。グループステージを突破したことで、少なくともあと3回は配信を行えることになった」

「（日本戦について）私たちは最も難しい試合になると言っていたはずだ。前半、チームは先制に成功し、問題はほぼ存在しなかった。しかし、失うものが何もないチームを相手にすれば……。日本はドイツ戦のように2ゴールを決めた。そして私たちは（コスタリカ対ドイツでコスタリカがリードしていた）3分の間、グループステージで敗退する状況に陥ってしまったんだ。しかし、それでも私たちは求めていたようなプレーを見せたし、引き分け、さらには勝利でもって1位通過を最後まで狙っていたよ」

「最初のコスタリカ戦（7-0）はスペクタクルだった。2試合目のドイツ戦（1-1）は彼らより少し良かったくらいで、日本戦では彼らに私たちを超えられた10～12分以外、私の好きな代表チームを目にできた。2位通過となったが、私はチームのレベルを信じている。このチームはどんなカテゴリーのライバルを相手にしても、モチベーション高く、競争に臨んでいけるんだ」

首位の日本に続き2位でグループステージを突破したスペインは、決勝トーナメント1回戦でモロッコと対戦する。

「チームの士気？　最高潮だよ。昨日の練習では現状を分析した。選手たちは自分の意見を、何を感じているかを言ってくれた。スペインのここまでの軌跡を考えれば、私はとても楽観的でいられる。上り調子だと思っているし、ベスト8に進出するためにさらに上向かせていきたいね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d51f44e8931a00df36e0c8092f17f366879af57

東スポWeb　12/1(木) 1:16

【FIFAワールドカップ】　スペイン代表のルイス・エンリケ監督（52）が〝2位狙い説〟を否定した。

　スペインはカタールW杯1次リーグE組を首位突破すると、準々決勝でG組首位通過濃厚のブラジルと対戦する可能性が高いことから、2位狙いにシフトすると報じられた。しかしスペイン紙「マルカ」によると、日本との最終戦（1日＝日本時間2日）を前に30日に会見に臨んだエンリケ監督は「ブラジルは常に優勝候補だが、W杯では対戦するすべての相手に勝たなければならない。1位で通過するということは、自分たちの方が優れているということだ」と否定した。

　さらに「想像してほしい。この日本戦とコスタリカとドイツの試合が両方とも0―0で進み、95分に日本とコスタリカが点を決めたとしたら、私たちは敗退に追いやられる。そんな甘い計算をしている余裕はない」と強調した。敗退の可能性がある限り、順位調整などをしている場合ではないわけだ。

　昨夏の東京五輪では、準決勝で日本と対戦し、勝利。それでも指揮官は「東京五輪で対戦したときにいた選手は7人。とてもダイナミックでスピードがあり、プレーに〝重さ〟がある。特に強調したいのは、中盤の選手たちでボールを奪うのは大変だ。それに久保（建英）もいるしね。私たちにとっては大きな試練だよ」と警戒した。

東スポWEB
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/f71cfa24e0c422ecd41c44935ef5afae8ec09eb8&preview=auto
スペイン代表エンリケ監督は１位突破を強調した（ロイター）
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