SPORTS FIELD

さまざまなジャンルのスポーツニュースを取り上げた 5ちゃんねるまとめブログです。

佐々木麟太郎

1: 名無しさん@恐縮です 2023/03/13(月) 22:09:21.41 ID:ucWRLr1G9
2023.03.13 11:00  NEWSポストセブン

 第5回WBCは侍ジャパンが4連勝で1次ラウンド首位突破を決めた。東日本大震災から12年が経過した3月11日には、1次ラウンド・チェコ戦で佐々木朗希(千葉ロッテ)が先発し、4回途中に降板(1失点)するまで8奪三振。大谷翔平(エンゼルス)らの活躍もあって10対2で勝利し、2009年の第2回大会以来となる世界一を目指す侍ジャパンを勢いづけるかたちとなった。

 佐々木朗希にとってこの日は津波で亡くなった父や祖父母の命日でもあり、大谷にとっても震災は花巻東に在学していた頃の辛い思い出である。岩手が生んだふたりの怪物にとって、特別な日の特別な勝利のさらに翌日──。

 大阪府は富田林市の丘陵地帯に広がるグラウンドでは、やはり岩手県に生まれ育った花巻東の怪物スラッガー・佐々木麟太郎が特大の一発を放ち、高校通算本塁打はとうとう早稲田実業時代の清宮幸太郎(北海道日本ハム)が持つ「111本」に並んだ。

 大阪偕星学園との練習試合(ダブルヘッダーの1試合目)の初回だった。1死一塁の場面で打席に入った佐々木は、2ボール・1ストライクからの4球目をとらえ、白球は右中間の最深部に消えた。同校の佐々木洋監督を父に持つ佐々木は、悠然とダイヤモンドを一周し、ベンチも記録に並んだことを喜ぶような気配もない。佐々木にとっても、他のナインにとっても、単なる111本目の本塁打に過ぎないのだろう。

 記録に一喜一憂しない花巻東ナインを見るにつけ、“高校通算本塁打”なる記録は、スポーツ紙やテレビが重宝する話題作りでしかない、とつくづく思う。確かに、入学からわずか2年という短い期間に111本もの本塁打を積み重ねたことは快挙だ。だが、練習試合を含めた自己申告の記録にどれほどの意味があるのだろうか。
公式戦や甲子園での通算本塁打ならまだしも、練習試合の実施は公立と私立で数が大きく異なるであろうし、ましてコロナ禍に入学した現役の高校生は地域によって対外試合が実施できなかった期間も大きく異なる。練習試合の会場が球場ではなく学校のグラウンドであることも多く、公式戦では使用できないような両翼の広さであることも珍しくない。また、練習試合では公式戦とは異なりDH制を取り入れたりすることもある。

 高校通算56本の大谷翔平や同87本(歴代6位)の中田翔よりも、111本を積み重ねた清宮が歴代最強スラッガーで、それに並んだ佐々木の将来が約束される記録なのだろうか。違うだろう。

 それを佐々木や花巻東の指導者も分かっているからこそ、学校側も佐々木の本塁打数をわざわざ喧伝することはなく、この日、取材に訪れていたのは筆者だけだった。

インハイの球への対応力は?

 花巻東の新3年生は練習試合が解禁された3月4日から12日まで、関西遠征を実施し、京都国際など実力校と練習試合を行ってきた。昨年12月に予定していたオーストラリアへの修学旅行がコロナ禍によって見送りとなっており、今回の遠征が修学旅行も兼ねているという。

 昨年11月末の練習試合で通算本塁打を106本にまで伸ばしていた佐々木は、この遠征中、主にDHとして出場。兵庫の育英戦で1本、9日の大阪学院戦で1本、11日の仁川学院(兵庫)戦で2本と固め打ちし、そして12日の大阪偕星学園戦で111本目を放った。

 相変わらずスイングスピードは目を見張り、緩いボールを遠くに飛ばす能力は非凡だ。しかし、昨春のセンバツにおける市立和歌山戦や昨夏の甲子園を懸けた岩手大会における準決勝・盛岡中央戦などで露呈した150キロに迫るようなインハイのボールを弾き返す技術は未知数だろう。また今回の遠征では主にDHで出場し、筆者は一度も守備機会を見られなかった。佐々木の定位置となる一塁は、プロの舞台となれば外国人選手やベテランのポジションとなる。ぜひ一塁以外を守る佐々木の姿を見てみたいというのは筆者だけの願いではないはずだ。

 センバツに出場しない花巻東のナインが取材に応じるのは、4月1日に予定されている盛岡市の新球場「いわて盛岡ボールパーク」のオープニングセレモニーとして行われる早稲田実業との記念試合である。その頃にはさらに本塁打を上乗せし、新記録を樹立している可能性が高く、取材に訪れるメディアの話題もその一点に集中するだろう。

 佐々木が111本目を放った日の夜、大谷はWBC1次ラウンド最終戦となるオーストラリア戦の初回に自身が起用された看板を直撃する特大の本塁打を放った。佐々木に期待するのは花巻東の偉大な先輩のような世界への飛躍だ。いまはその成長を、静観する時期ではないか。そう筆者も自戒するきっかけとなったのが佐々木の111本目だった。

◆取材・文/柳川悠二(ノンフィクションライター)

https://www.news-postseven.com/archives/20230313_1849393.html

【WBC最中に大谷翔平の後輩が快挙!花巻東・佐々木麟太郎が高校通算111本で史上最多タイに】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2023/01/06(金) 11:38:51.84 ID:TWDGwBUe9
https://i.imgur.com/n2kiHCE.jpg

<ドラフト候補 会いに行きます>
今年も注目選手を要チェックします!
今秋のプロ野球ドラフト会議の指名候補を、

23年も「ニッカン・オリジナルカード」付きで紹介します。3回でお届けする新春ドラフト候補企画第1弾は投打で1位候補がそろう高校生編。
高校通算106本塁打の花巻東(岩手)・佐々木麟太郎内野手(2年)をピックアップする。

◇ ◇ ◇ プロ注目の佐々木麟は「花巻東で日本一」の実現に全力を注ぐ。
昨秋の東北大会で初戦敗退し、2年連続のセンバツ出場は絶望的。
1年時から主力でプレーしてきたが、甲子園へ残るチャンスは今夏の1度だけだ。
今冬は打撃や体作りを一から見直す期間にするという。
主将としては「最後の大会で目標を達成できるように、チームをゼロから変えていきたい」と意気込んでいる。
驚異のペースで本塁打を量産してきた。
入学式から3日後の21年4月10日、大船渡(岩手)との練習試合で高校1号。昨年最後の練習試合となった11月27日の横浜隼人(神奈川)戦までに106本を積み上げた。
高校通算本塁打記録とされる早実(西東京)・清宮(現日本ハム)の111本更新は時間の問題だ。
それでも、当の本人は「記録とか関係なく、チームが勝つためのバッティングをしたい」が本音。
名だたる選手が放った本塁打数に並んでも、超えても、「目標の本数はない」と言い切る。
今秋ドラフトでは堂々の1位候補で、NPBスカウトの熱視線を浴び続けている。将来的には花巻東OBのブルージェイズ菊池、エンゼルス大谷と同じ大リーガーの夢を抱くが、卒業後の進路はプロ入りか、
進学か、社会人か、現時点では未定。
どんなに試合で大爆発しても「自分はセンスがない」と言い聞かせ、地道にバットを振ってきた。
「誰から見ても必要とされるバッターを目指したい」という主砲が、前人未到の未来を切り開く。

【山田愛斗】

1/5(木) 8:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e6716fc97a6a1aa50d17ed7d4328e84de0650b6

【高校通算106発規格外スラッガー花巻東・佐々木麟太郎「目標の本数はない」日本一へ、主砲がけん引】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2023/01/03(火) 08:23:51.99 ID:2Tn29UxZ9
佐々木麟太郎内野手(17)をリストアップしていることが2日、分かった。
佐々木は清宮が早実時代に記録した高校最多とされる通算111本塁打にあと「5」に迫る106本塁打を放っている強打者。

今秋ドラフトの1位候補について球団幹部は「現時点でも多い。
ここからも出てくるだろうから(例年より)多いのではないか」と説明する。
「その年のNo.1選手を指名する」が球団のドラフト戦略。
豊作が予想される中でも、佐々木はトップ級の評価が与えられている。
球団内でファイターズ版の「ももいろクローバーZ」結成を期待する声もある。
現在、救援右腕の玉井と高城れにと結婚した宇佐見がおり、佐々木の獲得に成功すれば、残るは百田だけとなる。

1/3(火) 6:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc62cb6e32484f17d4794ad26b909b5bc0d1da4c

【日本ハム、花巻東・佐々木麟太郎をドラ1候補に 実現すれば“ももクロファイターズ”リーチ!?高校通算106本塁打】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2022/11/28(月) 11:06:55.18 ID:W8DGtm5g9
スポニチannex 11/28(月) 5:00

花巻東・佐々木麟太郎
 来秋のドラフト上位候補に挙がる花巻東(岩手)の主将・佐々木麟太郎内野手(2年)が、相模原市で行われた横浜隼人(神奈川)との練習試合で1試合2本塁打をマーク。これで年内の練習試合は最終戦の予定で、高校通算本塁打を106号とした。

 「記録は関係ない」とチーム打撃を心がける主将。歴代最多は早実・清宮幸太郎(現日本ハム)の111本塁打とされており、来年の記録更新は確実。秋季東北大会2回戦で敗れ、選抜出場は絶望的だが、これまでの一塁から捕手、三塁、外野にも挑戦し、ラストチャンスとなる来夏の甲子園出場を目指す。

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ed70f179ea7d720a52feac02c4988b3ecaa10d&preview=auto

【花巻東・佐々木麟太郎 年内最後の練習試合で2発締め!高校通算106本塁打到達】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2022/12/27(火) 04:54:43.29 ID:VLxTP4FH9
西武が花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(17)を来秋ドラフトの1位候補としていることが26日、分かった。
早くも高校通算106本塁打で歴代3位につけており、最多記録とされる早実・清宮幸太郎(現日本ハム)の111本塁打の更新は確実。
同校OBの菊池雄星(ブルージェイズ)、大谷翔平(エンゼルス)からスターの系譜を受け継ぐ怪物スラッガーを徹底マークする。
間違いなく球界の未来を背負える逸材。西武が早くも来年ドラフトでの1位指名を見据え、花巻東のスラッガー、佐々木を徹底マークする方針を固めた。
佐々木は大阪桐蔭の前田、広陵(広島)の真鍋、九州国際大付(福岡)の佐倉と1年時から「四天王」と称され、
今夏に視察した際に本塁打を目の当たりにした渡辺久信GMが「球が上がれば(スタンドに)入っちゃう」と絶賛する左打ちの長距離砲。
体重115キロの巨体を生かしたパワーと巧みなバット操作で逆方向にも大きな打球を放つ。
11月の年内最後の練習試合だった横浜隼人(神奈川)戦でも2本塁打。
高校通算本塁打を106とし早実・清宮の111本塁打の最多記録更新は確実だ。
来春の選抜出場は絶望的な状況のため、来夏に今春以来となる甲子園出場を目指し練習に励んでいる。
球団が評価するのは実力だけでなくスター性と人間性。
高校の先輩にはともにメジャーで活躍する菊池、大谷がいるが、特に同じ左打ちの大谷とは縁が深く、
金ケ崎リトルシニアでプレーした中学時代は大谷の父・徹監督から指導も受けた。
スターの系譜を受け継ぐ怪物は大谷のスイングを参考にしており、
日課の素振りの際は「対戦」をイメージすることも。
現在は本職の一塁だけでなく捕手、三塁、外野にも挑戦するなど、偉大な先輩と同様に向上心も旺盛だ。
球団の長距離砲の育成には定評がある。

過去には清原、秋山、近年でも中村をスケールの大きな大砲に育て上げ、その中村は現役最多の454本塁打。

渡辺GMは監督時代、レギュラー定着前の中村に対し「たまに本塁打を打ってくれたら三振してもいい」という指導方針を貫き、その後のブレークに導いた。

現チームで不動の4番の山川も球界を代表する長距離砲。佐々木にとっても成長するための環境が整っている。
花巻東とは09年のドラフト会議で渡辺GM(当時監督)が6球団競合の末に菊池を引き当てた縁もある。
今後もスカウト会議を重ねて指名選手を絞り込んでいくが、佐々木への高い評価は不変だ。
いよいよ迎える怪物の高校生ラストイヤーとなる23年。
その一挙手一投足に熱視線を注ぐ。

◇佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年(平17)4月18日生まれ、岩手県出身の17歳。
幼少時から江釣子スポーツ少年団で野球を始め、江釣子中では金ケ崎リトルシニアに所属し、エンゼルス・大谷の父・徹監督から指導を受ける。
父・佐々木洋監督が指揮を執る花巻東では1年春からベンチ入りし、2年春に甲子園初出場。
1メートル84、115キロ。右投げ左打ち。

≪来秋ドラフトは超豊作≫
佐々木が注目される来秋ドラフトは「超豊作年」だ。
同じ高校生では今春の選抜優勝に貢献した大阪桐蔭のエース左腕・前田も目玉となるのは必至。
大学では東洋大の即戦力左腕・細野、中大の右腕・西舘がおり、今年の大学日本代表に選出された上武大の進藤は人気の高い「打てる捕手」だ。
社会人では今年の都市対抗優勝に貢献したENEOSの度会が主役候補。卓越したミート力と長打力を備え、高卒3年目という若さも魅力だ。

12/27(火) 3:00 Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/abc5bc8b213f52ac0b299643466275b8e1c6ef2b

【西武 来秋ドラフトへ徹底マーク 1位候補は花巻東・佐々木麟太郎 高校通算106発の怪物スラッガー】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2022/10/13(木) 09:40:13.56 ID:CAP_USER9
スポーツ報知 10/12(水) 6:45

◆秋季東北地区高校野球大会▽2回戦 鶴岡東8―3花巻東(11日・荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)

 高校通算93発の佐々木麟太郎内野手(2年)擁する花巻東(岩手)は、秋季東北大会2回戦で鶴岡東(山形)と対戦し、3―8で敗れた。まさかの初戦敗退で2年連続のセンバツ出場は絶望的。佐々木は「3番・一塁」で先発したが、4打数無安打に終わった。

 怪物スラッガーの目は、わずかに赤くなっていた。第1、2打席は見逃し三振。第3、4打席は二ゴロ。ノーヒットに終わった主将は、声を絞り出すように語った。「自分自身、主将としてふがいない。負けたことをまだ受け止められない」

 厳しい内角攻めに対応できなかった。相手の134キロ左腕に何度もインコースを突かれた。第1、2打席は追い込まれた後の外角カーブに手が出ず。第3、4打席は内角直球の後の外角カーブを引っかけた。1年生左腕に5安打完投を許し「相手の投手は関係ない。自分を含めて弱さが出た。情けない」とうつむいた。

 チームは計5投手をつぎ込んだが、相手打線の勢いを止められず。東北大会連覇の夢は散った。佐々木は「甲子園をかけた大会は、あと1つしかない。基礎から、ゼロからつくり直していきたい」と懸命に前を見据えた。屈辱の敗戦を糧とし、夏の聖地への道を切り開く。(高橋 宏磁)

報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae3f461a718de4ddfe95aec680f87c628e60b548

【花巻東、東北大会初戦敗退 センバツ絶望的に…佐々木麟太郎「まだ受け止められない」】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2022/09/26(月) 15:39:26.07 ID:CAP_USER9
日刊スポーツ 9/26(月) 14:02

専大北上対花巻東 3回裏花巻東2死一、二塁、高校通算89号となる中越え3ランを放つ佐々木麟

<高校野球秋季岩手大会:専大北上-花巻東>◇26日◇決勝◇岩手県営野球場

 花巻東の2年生スラッガー、佐々木麟太郎内野手が2打席連発で高校通算90号を決めた。専大北上戦に「3番一塁」で出場。7-0の3回2死一、二塁で迎えた第3打席、初球を捉えて左中間に推定120メートルの3ランで通算89号。10-2の6回1死走者なしで迎えた第4打席では、通算90号を右翼芝生席に運んだ。前日25日の準決勝・盛岡大付戦に続いて2試合連続の1発となった。

 佐々木麟は初回の第1打席で左翼フェンス直撃の先制適時二塁打、2回の第3打席では右前適時打を放っており、6回を終えて4打数4安打2本塁打6打点と大暴れしている。



 ◆主な高校通算本塁打◆
 111本 清宮幸太郎(早実)
 107本 山本大貴(神港学園)
 97本 黒瀬健太(初芝橋本)
 94本 伊藤諒介(神港学園)
 87本 中田翔(大阪桐蔭)
 83本 中村剛也(大阪桐蔭)
 75本 今井康剛(松山商)
 73本 岡本和真(智弁学園)
 71本 高橋周平(東海大甲府)
 70本 城島健司(別府大付)
 70本 平田良介(大阪桐蔭)
 69本 筒香嘉智(横浜)
 68本 浅野翔吾(高松商)
 64本 清原和博(PL学園)
 62本 今宮健太(明豊)
 60本 松井秀喜(星稜)
 56本 大谷翔平(花巻東)
 52本 村上宗隆(九州学院)

https://news.yahoo.co.jp/articles/3360441b12daa124e0fd1045ca8522864a427bb5

<関連スレ>
【高校野球】花巻東・麟太郎 142メートル場外弾で中田翔超え88号!東北大会導いた
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1664158555/

【高校野球秋季岩手大会・決勝 花巻東・佐々木麟太郎、2打席連発で通算89、90号 2戦3本塁打 6回までで6打点大暴れ】の続きを読む

1: 名無しさん@恐縮です 2022/09/26(月) 11:15:55.75 ID:CAP_USER9
スポニチアネックス 9/26(月) 4:00

<盛岡大付・花巻東>
3回に右越え場外弾を放った佐々木麟

 ◇秋季高校野球岩手県大会準決勝 花巻東7―6盛岡大付(2022年9月25日 岩手県営)

 今春選抜に出場した花巻東(岩手)が秋季県大会の準決勝に臨み、盛岡大付に7―6で競り勝ち、7年連続22度目となる東北大会(10月10日開幕、山形)への出場を決めた。佐々木麟太郎主将(2年)は「3番・一塁」で出場し、3回に高校通算88号の右越え場外2ランを放つなど2安打2打点。26日は岩手の頂点をかけて専大北上と決勝を戦う。

 岩手県営野球場の右翼席の奥に駐車していた花巻東の送迎バス。近くで座ってくつろいでいた運転手は「ドン!」という衝撃音に驚く。付近のイチョウの木の下に転がった白球。本塁からは142・3メートルもある(スポニチ本紙計測)。「まさか、ここまで飛ばしたのか…」。場外弾と認識するまでには時間が必要だった。

 球場がどよめきに包まれた衝撃のアーチ。打ったのは佐々木麟だ。0―3で迎えた3回2死一塁。内角直球を振り抜くとバットを持ったまま打球の行方を追い、右翼芝生席を越えて場外に消えるまで見届けた。「自分の一打で流れをつくりたかった。攻撃のリズムをつくっていけたのはよかった」。歓声の中でベースを一周。盛岡大付が握っていた試合の流れは一変した。

 岩手を代表する強豪校対決。お互いに一歩も引かない接戦を決したのは怪物スラッガーの意地だった。6―6で迎えた7回先頭。遊撃へゴロを放ち、一塁への気迫のヘッドスライディングで内野安打とした。昨年12月に両肩を手術していたが「執念を出していきたかった」と迷わず飛び込んだ。その後、相手の失策の間に決勝点となるホームを踏み、父・洋監督は「何とか(塁に)出たい気持ちはみんなに伝わったと思う」と笑みを浮かべた。

 高校通算本塁打は88とし、大阪桐蔭・中田翔(現巨人)の87発を超えた。佐々木麟は中田に対し「憧れ、尊敬もあります」としたが「記録は関係なく、チームが勝つためのバッティングをしていきたい」と表情を引き締める。先輩である大谷翔平(現エンゼルス)、大船渡の佐々木朗希(現ロッテ)ら怪物たちの躍動を見届けてきた同球場は老朽化もあり、26日の専大北上との決勝が高校野球の主要大会ではラストゲーム。「最後に花巻東として感謝の気持ちを伝えていきたい」と特別な思いを胸に挑む。(柳内 遼平)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a442daca78776f7318db4d115571159707f037a0

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