1: 名無しさん@恐縮です 2022/05/12(木) 20:37:40.54 ID:CAP_USER9
 サッカー日本代表の練習拠点となっている千葉県習志野市の「秋津サッカー場」をめぐり、天然芝を人工芝に変更する市の方針が波紋を広げている。施設を所有する市は、高額な維持費の縮減と稼働率向上のためだとするが、地元のサッカー協会は「美しい芝を残すべきだ」と反発。日本代表の選手も反対の署名運動に加わる事態となっている。

 秋津サッカー場は1982年に開設された。青々とした天然芝が広がり、サッカー関係者の間でも、芝の状態は「国内最高レベル」と高く評価されている。

 木々に囲まれていて相手チームに戦術が漏れにくいとして、日本代表の貴重な練習拠点としても利用されてきた。成田空港に近く、海外でプレーする選手が訪れやすい利点もある。今年1月にはワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦を前に、南野拓実選手(リバプール)ら日本代表が非公開で練習した。

 ただ、市にとっては天然芝の維持費が負担となっている。隣接する野球場と合わせて、年間で約3000万円に上るという。

 稼働率の低さも課題だ。1年のうち約200日は芝を休めるために使えない。芝を傷めやすい競技に貸し出すことも難しく、地元のアメリカンフットボールチームですら、年1回しか試合を開催できていない。

 このため、市は昨年3月、人工芝に切り替えることを前提とする改修方針の報告書をまとめ、今年3月に人工芝への変更を決めた。事業者の選定などを経て、数年後にも工事を始める予定だ。担当者は「人工芝は通年で利用でき、市民にもっとスポーツを楽しんでもらえる」と強調する。

 これに対し、市サッカー協会は「最高の天然芝は、市が誇る価値の高いスポーツ施設だ」と反論する。2月には反対の署名活動を始めた。吉田麻也主将(サンプドリア)ら日本代表の選手も加わり、すでに2000人を超える署名が集まっている。今月には市議会に提出する予定だ。

 人工芝になると、日本代表の利用が途絶えるとの見方は強い。日本サッカー協会(JFA)の担当者は、「行政側の判断は尊重されるべきだが、素晴らしい天然芝の練習環境は残ってほしい」と話す。

5/12(木) 15:15配信 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/60d9f42a6d6e255206eb8ec4273b0e4c6e02bcc4
天然芝が広がる秋津サッカー場(千葉県習志野市で)
https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220512-OYT1I50117-T.jpg?type=amp16x9

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