1: 名無しさん@恐縮です 2022/08/27(土) 18:08:37.38 ID:CAP_USER9
 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は23日、水球決勝が行われ、明大中野(東京)が10―9で神奈川工(神奈川)を下して22年ぶり10度目の優勝を果たした。大会は全日程を終了。来夏は北海道を主会場に開催される。

 明大中野は第4ピリオド残り1分でも1点ビハインドと追い詰められていた。優勝候補の本命が、ここから底力を発揮した。

 残り35秒。ゴール前の選手が厳しくマークされているのを見た浜口颯太朗(2年)は「自分が決めるしかない」と的確に判断した。ブロックの外からシュートを放ってバーに当てながらもねじ込み、同点。さらに残り1秒で、主将の加納 恒心こうしん (3年)が「冷静に視野を広くしていた」と一瞬空いたニアサイドにミドルシュートを突き刺した。

 明大中野メンバーが大半を占める東京クラブは3月に全日本ジュニア(U17)選手権を優勝。徹底的に研究され、ポイントゲッターは2人がかりでマークされるなど苦しい展開だった。

 それでも焦ることはなかったという。普段から1時間以上泳ぎ込んだ後に練習してきた。「泳ぎ負けることはない」と加納。その自信とスタミナが最終盤、疲弊した相手のほころびを突く、逆転劇へとつながった。

 終了ブザーが鳴ると、控え選手が指導者らをプールに引っ張り込み、水面に歓喜の輪ができた。「ようやく優勝できた。感無量です」とOBで元日本代表の佐藤太一監督は涙を浮かべた。1977~80年には4連覇も記録した古豪が、復権を果たした。(井上敬雄)

読売新聞2022/08/24 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/sports/interhigh/20220823-OYT1T50362/

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