1: 名無しさん@恐縮です 2022/12/22(木) 18:17:58.17 ID:0k7RfmzC9
 サッカーのカタールW杯は18日(日本時間19日)に閉幕。森保ジャパンのジャイアントキリングを始め、国内のW杯熱を押し上げる役割を担ったのが、インターネットテレビ局の「ABEMA」だ。日本で初めて全64試合の無料生中継を敢行し、インターネット配信の限界へと挑んだ挑戦は大成功を収めた。国内W杯放送の“新しい景色”を示した藤田晋代表取締役(49)=サイバーエージェント社長=が、スポーツ報知の独占インタビューに応じ、ビッグプロジェクトの舞台裏を明かした。(取材・構成=高木 恵、小口 瑞乃、宮本 和典)

有料放送は「検討すらしなかった」

 ―手応えと総括を。

 「いろんなシナリオはあったんですけど『最高にうまくいった』のかなり上ですね。生中継を決定した段階ではまだ可能性として、日本のアジア予選での敗退もあったので。それでも放送しなくてはいけないですから。出場が決まり、今度は強豪国の多いグループに入った。ドイツに負けて、国民が関心をもたないというシナリオもあった。そのドイツといい試合をして、注目度が集まった。開幕前はまだ高まりきっていないように見えたサッカーへの関心が、少しでも高まることが良いシナリオだったんですけど。その良いシナリオのかなり上です」

 ―無料放送の理由とは。

 「W杯は普段サッカーを見ない人も見るタイミング。コアファン向けの有料にして、間口を閉じてしまっては意味がないですよね。国民行事みたいなところもあるので、みんなが視聴できる状態にしたかったんです。有料にすることは検討すらしなかったです」

 ―壮大な先行投資としての役割を果たした。

 「一番の目的はABEMAの便利さ、クオリティーの高さを体感してもらうことでした。『便利』『映像がきれい』と視聴者の方から高い評価ももらえましたし。自分自身がサッカーをよく見ているので、どこが満足ポイントかはわかっていたつもり。十分果たせたかなと思います」

 ―満足ポイントとは?

 「映像のクオリティーです。今大会は地デジ映像のレベルで流せました。インターネット配信で画像が粗いと、『やはりインターネット配信では高画質で見られないのだな』って評価されてしまいますからね」

配信トラブル怖くてカタール行けず

 ―準備が大変だったのでは。

 「特に映像クオリティーの高さに関してはライブ配信史上最高峰であるフルHDの映像解像度で提供できました。単純にきれいに出すだけでなく、地デジやBSデジタルハイビジョン(2K)放送同等以上の品質で提供しながらも、さらに大量のトラフィックをさばかなければならない。システムトラブルがとにかく一番怖かったんです。試合会場の席を準備してもらっていたから行くには行けましたが、もし、配信トラブルを起こしたりでもしたら…。そう思うと、怖くてカタールに行けなかったですね」

 ―ABEMA全体の視聴者数は、ドイツ戦が行われた11月23日の1000万人超から、コスタリカ戦の27日では1400万人超に。そしてスペイン戦があった12月2日は1700万人超と最多を更新した。決勝トーナメントのクロアチア戦は、最適な視聴環境を提供できないと判断した場合にはABEMAへの入場を制限すると事前に告知し、混乱を防いだ。

 「僕が急きょ指示を出したんです。スペイン戦を終えて、世の中的な変化があった。ワイドショー、スポーツ紙を含む他のメディアの扱いですよね。国民的な関心が変わっているのを感じました。幸い前半のグループリーグのときからABEMAが高い評価をもらっている手応えは得ていたので、これで落としたらすべてが水の泡だと。もう事前に告知しようと」

 ―いい意味で想定を超えた。

 「大きな配信トラブルにつながる可能性がなくもなかったので、入場制限する可能性がありますというふうに事前に告知したんですけど。前半のうちにもう臨界点に達しました」

パジャマ姿で自宅からシビアな指示

 ―ABEMAへの入場制限の最終的な指示を藤田社長が出した?

 「僕が試合中に制限の指示を出しました。パジャマ姿で観戦しながら、自宅からシビアに指示を送って。クロアチア戦は、もうハラハラでしたよ(笑い)」

続きはソースで
https://hochi.news/articles/20221221-OHT1T51203.html?page=1

【<カタールW杯>ABEMA・藤田晋社長「最高にうまくいったのかなり上」「4年後も無料でやるつもり」】の続きを読む