1: 名無しさん@恐縮です 2022/11/01(火) 21:38:12.60 ID:Z/vKjZIe9
 ◇プロボクシングWBC&WBA世界ライトフライ級王座統一戦(2022年11月1日 さいたまスーパーアリーナ)

WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)がWBA同級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)を破り、
2団体統一王者となった。今年3月に再び獲得したWBC王座の初防衛に成功するとともに、学生時代からしのぎを削り、
プロでも同じ17年に世界王座を獲得した“ライバル”を退け、階級最強を証明した。今後はWBO王者との統一戦など
夢の4団体王座統一へ突き進む。

5ラウンドにダウンを奪うなど、拳四朗の技術と気迫、そして手数で、京口のパワーと闘志を上回った。「僕の方が
有利やと思います。こんだけボクシングをやってると、だいたい実力は分かるんで。そういう面から自分の方が
上回ってると思うなあ」。前日計量で話したとおり、学生時代も3勝1敗だった相手に“先輩”の実力を示して、
10年ぶり2度目となった日本人同士の2団体王座統一戦を制した。

「僕がゲームプレーヤーで加藤さんがコントローラーを握っている感じ。完璧な指示どおりに動いていれば勝てる」。
練習相手が多い東京の三迫ジムを拠点にして以来コンビを組み、絶大の信頼を置く加藤健太トレーナーと京口対策を
練ってきた。自分有利の距離感とポジションを常に意識し、打ち合いでも足を使っても戦えるように練習を積み重ねた。
スパーリングでは3階級上のバンタム級の国内トップ選手を圧倒。父の寺地永BMBジム会長は「体でボクシングを
覚えていた拳四朗が頭を使うようになってレベルが上がった」と加藤トレーナーに感謝し、同トレーナーも
「なぜこの戦い方か、なぜこの動きをするのか、と自分から質問してくる回数が増えた」と成長を口にした。

2つの挫折を乗り越え、プロボクサーとして覚醒した。1つは7連続防衛中だった20年の“泥酔騒動”。周囲から離れていく
人もいた中、昨年9月には矢吹正道(緑)にまさかのTKO負けで王座陥落。具志堅用高氏(元WBA世界ライトフライ級王者)の
13連続防衛記録を更新する夢が消え、加藤トレーナーの「俺は続けたい。まだいける」との励ましにも応じられないほど
心が完全に折れた。だが、敗戦を受け入れて再起。「挫折や負けることも人生には必要だと分かった」。才能を
持て余していた男が、ボクシングに本気になった。

従来は2キロの水抜きを含む試合直前の3~4キロの減量に苦しんでいたが、酵素ファスティングを導入。本人も永会長も
加藤トレーナーも「今まで一番」と声をそろえたコンディションで、連続防衛記録の消滅後に切り替えたターゲット、
王座統一戦に臨んでいた。拳四朗が京口からWBAベルトと米リング誌認定ベルトを獲得し、次の目標はライトフライ級
史上初となる3団体王座統一。「4団体統一をしたい」という新たな野望へ、拳四朗がさらに覚醒を続ける。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f31695fa12f7240014990fcd4684bcc9cab758c

【WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗が京口紘人下し2団体統一王者 7回TKO、5回にもダウン奪う】の続きを読む